「メルセデス・ベンツ(Bクラス)が欲しい!」
「…けど、他のクルマも魅力的かも知れない。どうすれば??」
という人のために、メルセデス・ベンツ(Bクラス)とライバル車を比較してみました。
メルセデス・ベンツ(Bクラス)のライバル車
- ルノー
- シトロエン
- トヨタ プリウス
- BMW(218dアクティブツアラー)
ルノー KANGOO
フランス車特有のお洒落な雰囲気で根強い人気を誇る
もとは商用車ながら、どこか洒落た雰囲気があって日本で根強い人気を誇るカングー。
ハードウェアとしてはあまり先進的なところはなく、実力はどこをとってもBクラスが上だが、特有の魅力があるのは確かだ。
シトロエン C4 PICASSO
ボディ剛性やハンドリングなど急激に実力アップ
シトロエンは急速に実力をつけつつあり、C4ピカソも走らせてみるとボディのしっかり感やハンドリングの確かさに驚かされる。
Bクラスが確実に勝っているのは取りまわしの良さとロングドライブの性能だろう。
トヨタ プリウスα
旧世代のシャーシは欧州勢との競合は少し厳しいか
MPV化したプリウスαは、商品規格的に上手いところを突いて発売し人気を博した。
乗り心地や操縦安定性といったシャーシ性能も、ベースを考えれば頑張っているが、いかんせん旧世代で実力派欧州勢に及ぶ水準とは言えない。
メルセデス・ベンツ(Bクラス) vs BMW(218dアクティブツアラー)
マルチパーパスカーながら、さらに上質になったBクラス
メルセデス・ベンツはユーザーの高齢化を問題視して、ブランドの若返りを図る戦略を取ったが、そのなかでも重要視されたのが、コンパクトカー。
情熱的なデザインやスポーティな走りで若者、あるいは若い心を持つ大人にアピールするべく改革しつつ、車種も大幅に増やすことになった。
Aクラスの変貌ぶりにはそれがよく表れ、その他の車種にもアグレッシブさが見えるが、Bクラスだけは先代とキャラクターを大きく変えることなくモデルチェンジされた。
先代もユーティリティの高いMPV(マルチ・パーパス・ビークル)として評判が高く、多くのユーザーを獲得していたからだ。
日本ではこうした背高のモデルが多いが、欧州車勢は想像以上に車に対して保守的でトレンドの動きもゆっくり。
先代Bクラスは珍しい存在だったが、ちょうど時代があったのかファミリー想を中心に幅広いユーザーに受け入れられた。
BMWが初のFF、初のMPVとなる2シリーズ・アクティブツアラー/グランツアラーを気合を入れて投入してきたのも、先代Bクラスの成功を目の当たりにしたからだ。
現行Bクラスは先代と同様に、背高のキャラクターを引き継ぎながらも、ファミリー感が強すぎないほどよい先進的なデザインになった。
内装も高級感を向上させ、フロア高が下がったことで居住性も高めている。
先代はコンパクトカーながら往年のメルセデス・ベンツのような重厚感ある走りだったが、現行は軽快感が強調されている。
Aクラスほどわかりやすいスポーティさがあるわけではないが、ワインディングを走らせると、ステアリング操作に忠実な一体感のある走りが楽しめる。
高速道路ではボディのぐらつきが少ないフラットな乗り味も背高なモデルとしては立派であり、日本のこの手のモデルと比べれば雲泥の差といっていい。
MPVが必要でロングドライブにも出かけたいという人には、ぜひともおすすめしたいモデルだ。
そういった点では、アクティブツアラーもさすがだ。
初のFFながら、VMWのFRに近い味わいのハンドリングは、スポーティで高速域でもフラット感は強い。
ただし日常的な走りの中では、少し乗り心地が硬いと感じる場面が多くなるのも事実だ。
BMWのブランドイメージを考えればそれでも不満はあまり出ないだろうが、MPVとして使うならBクラスの方がバランスは良い。
218dはディーゼルなので、低回転域のトルクが豊かで頼もしい走りだった。
とはいえb180もスペックでは劣るものの、実用域のトルクは充実していて、ガソリンエンジンらしい静粛性や滑らかさ、回したときの活発さなど満足度は高い。
2シリーズで同等のガソリンエンジンである218iは、スペックこそ俊逸だが3気筒の少しゴロゴロとした感触がある。
長年のライバルであるBMWは、さすがに実力者であり、アクティブツアラーはBクラスを研究して出てきたフォロワーだけあって手強い相手だ。
ただし、スポーティさを強調しすぎている面もあり、プレミアムカーらしい上質感では、Bクラスが上回っている。
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